「チェック・アップコドモA」の使用後にアナフィラキシー発現例

子ども用の歯みがき「チェック・アップコドモA」の使用後にアナフィラキシーを発現した事例が、昨年(2022年)12月から本年(2023年)5月の間に3例報告されています。
本製品使用とアナフィラキシー発現との因果関係は明らかではありませんが、厚生労働省は5月19日に注意を呼びかける通知を出しました。

本製品使用と、アナフィラキシー発現との因果関係は明らかではありませんが、製品使用に関する安全性についてより注視していく必要があります。

(1)報告された3例は「すべてアレルギー等の既往がある患者」における症例である
→歯科診療施設等において本製品を患者に使用する際には、既往歴の確認も含めアナフィラキシーの発現に注意してほしい

(2)歯科診療施設においては、保護者等に対し「アナフィラキシー等が現れたときは使用を中止し、本製品を持参して速やかに医療機関を受診する」よう説明してほしい

(3)アナフィラキシー等の有害事象が認められた場合には、「本製品の製造販売業者(ライオン歯科材料社)への情報提供」または「PMDA(医薬品医療機器総合機構)への医薬部外品の安全性情報報告に協力」するとともに、製造販売業者からの調査があった場合には協力してほしい

なお、本製品は「歯科診療施設に向けて販売」されています。